資産運用及び資産防衛のご提案

昨年央頃からいよいよ日本でもインフレが悪化し始めました!
家計管理や資産防衛という面からもインフレは最大の敵です!
1000万円という貯蓄があっても4%のインフレが進行してしまうと何も運用を せずに普通預金に置いておくと1年後には960万円の価値に目減りしてしまいます。

1年程度なら辛抱も出来ますが、もし10年も続いたら1000万円の預金の価値は600万円でしか無くなります。これが家計管理と資産防衛という面から最大の敵がインフレである理由です 。

 (総務省統計局より抜粋) 

 

1月20日に発表された2022年12月の消費者物価上昇率は生鮮食料品を除く総合で
前年同月比4%増加と41年ぶりの大幅な上昇でした。(上図参照)

主な要因は、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格と食料品の上昇をキッカケとした欧米諸国でのインフレの高進が挙げられます。それに加えて先進国の中で異常とも言える金融緩和政策を続けている影響による大幅な円安の影響による電気代・ガス代・輸入食材等の高騰が起きています。

2023年は政府による電気代抑制策が2月分から適用となり一時的には物価の押し下げ要因にはなりますが夏場以降には抑制策は終了予定です。

進行しているインフレ率4%以上に家計所得を上げたり出来ない場合は対策が必要です。
そこで、誰でも出来るインフレ対策として活用して欲しい制度が新旧のNISA制度です。
以下の新旧のNISA制度の概要図をご覧ください。(金融庁特設サイトより抜粋)

2023年末までは現行NISA制度(上図参照)ですが、2024年からの新NISA制度は大幅に拡充されました。特に注目したいのが非課税期間の恒久化措置の採用です。

現行のNISA制度は、「いつまで非課税期間が続くのか?」「いつまでに売却したらいいのかわかりにくい」という疑問に対しての正解がないので自分のライフイベントに応じた運用計画が立てにくいというデメリットがありました。

新NISA制度はこのデメリットが解消されました。まず、年間の投資枠は360万円と現行NISA制度の3倍増です。 一般NISAの120万円とつみたてNISAの40万円は選択制で併用出来ませんでしたが併用が可能になりました。

ジュニアNISA制度は今年で終了になりますが新NISA制度のつみたて投資枠に衣替えとなりました。名称も成長投資枠(240万円)とつみたて投資枠(120万円)に変わります。

そして生涯投資枠として1800万円(うち成長投資枠は1200万円)の非課税枠が設けられました。年間非課税投資枠360万円×5年=1800万円という形で最短5年間という短期間で生涯非課税枠を構築出来ます。

その内訳も各自のリスク許容度に応じてすべて投資信託などでのつみたて投資で埋めることも出来ますし個別株やETFで1200万円分を成長投資枠として活用することも可能になりました。

さらに、個人的に一番評価したい制度改正点が保有商品などを売却したら現行NISA制度ではその時点で非課税枠が無くなってしまうんですが、新NISA制度では保有商品などを売却したら翌年に生涯投資枠が復活するのです。これは大きな進歩だと思います。

この改正により各自のライフステージに応じて格段に使い勝手が良くなりました。 例えば、成長投資枠で購入していた株式などが値上がりして利益を確保したい時に迷わず売却が可能になりました。また、住居の購入などのまとまった資金が必要な時に現金化して 購入代金などに充当することが出来ます。

そして再び余裕が出来れば投資を再開することも出来ます。このように格段に使い勝手が良くなった新NISA制度はインフレ対策として非常に有効なツールと生まれ変わるのです。

日本では、今後とも継続的な賃上げが期待しにくい状況にあるので新たに不労所得を得る手段を確保するというのは必須ではないでしょか?

しかしながら、この新NISA制度を有効活用するのにネックとなるのが運用に関する知識不足です。これまで日本では資産運用に必要な金融リテラシーを学ぶ機会がありませんでした。昨年からやっと高校の授業で金融教育が始まったばかりという現状です。

当事務所では、投資初心者の方が多く相談に来られています。投資初心者にも専門用語を使わずに分かりやすい内容で講義を行っております。これまでに定期的に通って頂いた相談者からは「とても分かりやすい内容なので運用について必要な知識が身に着きました」とのお言葉を数多く頂いております。

まずは、今年から現行NISA制度でウォーミングアップを始めてみませんか?そして来年から始まる新NISA制度を本格的に活用する為に当事務所で金融リテラシーを高める勉強をスグにでも始めてみませんか?65歳を迎えた未来のあなた自身に「なんでせんかってん👊」と怒られないようにしたいですね(笑)

 

是非一度、お気軽にお問い合わせ下さい。皆様からのご相談、お待ちしております。
神戸のファイナンシャル・プランナー 船津正明